「このカードって、限度額無制限のクレジットカードですよね?」。
先日いつもお世話になっている美容院で会計する際に、担当者さんからこう言われました。
おそらくカードを持った瞬間に、メタルカード特有の重さを感じ取ったのでしょう。
担当者さんはあまりクレジットカードに詳しい方ではないので「メタルカード=特別なカード」だと認識したんだと思います。
現在世界で流通しているクレジットカードは99%がプラスチック製ですので、メタルカード=特別なカードなのは間違いではありません。
では、アメックスプラチナカードの限度額はどのくらいなのでしょうか?
本日はクレジットカードの限度額について考察してみたいと思います。
プチセンチュリオンカード
私は現在18枚のクレジットカードを所有しています。
すべて有効期間内のものですが、アメックスプラチナカード以外のクレジットカードもちょくちょく使います。
使うと言っても月に数万円くらいなので、メインカードではありませんが、どのカードも大体限度額が百万円くらいです。
スタンダードなクラスのクレジットカードばかりですので、長期間保有していてもそのくらいが上限だと思います。
では、今年の10月に生まれ変わったアメックスプラチナ・メタルカードの限度額はいくらくらいなのでしょうか?
人によりけり
アメックスのクレジットカード限度額は少し特殊なシステムで決定されています。
毎月カードを使う人は限度額が高くなり、カードをあまり使わない人の限度額は低くなります。
アメックスプラチナカードを所有している人でも、全然使わない人は月数十万円使っただけで利用制限がかかります。
他のクレジットカードの場合だと、ちゃんといくらまで使えるか利用限度額が明確に示されていますし、一度上がった利用可能額の上限は変わりません。
しかしアメックスの場合は、全く使わない人にはすぐに利用限度額を下げてきます。
この様にすごくフレキシブルなクレジットカードとなっており、他のクレカとはちょっと違います。
限度額確認方法
アメックスでは少し前までは電話をして一々オペレーターの方に限度額を確認する方法を取っていました。
しかし、電話をしてもいくら使えるか具体的な金額は教えてくれません。
逆にオペレーターの方から「いくらほど使う予定ですか?」と聞かれます。
こちらが例えば「百万円くらい使う予定です。」と言ったとします。
そうしたらオペレーターの方が「そのくらいの金額ならば問題ありません。」と返します。
このように具体的な金額をあちらからは一切提示してくれません。
しかし今年からオンライン上で利用可能限度額が確認できる様になりました。
上記写真のように「あなたの限度額はいくらです。」という書き方ではなく、まずは「ご利用予定金額を入力してください。」という感じです。
試しに500万円と入力したところ、利用可能と表示されました。
もしこれ以上の金額の商品、例えば1000万円の車をアメックスで決済する場合は、足りない分の500万円をアメックスの口座に振り込むことによって、利用可能額を増やすことが出来ます。
ですので、仮の話ですがアメックスに前もって1億円をデポジットしておけば、1億円の商品でもクレジットカードで買えます。
このようなシステムを「限度額無制限」とは定義しませんが、どういうわけか世間では「アメックスは限度額無制限のカード」だと勘違いしています。
光の当たり具合で
今までアメックスの最上位カード「センチュリオンカード」(通称ブラックカード)ホルダーのみの特権だったメタルカードが、今年の10月から一段下のカード「プラチナカード」にも用意されました。
▼▼▼参考記事↓↓↓
上記記事でも言及しましたが、素材がプラスチックからメタルに変わったことで、非常に見た目の高級感が増しました。
光の当たり具合や、暗所(クラブやバーなど)ではセンチュリオンカードの様に黒く見えるので、パッと見では「これって、もしかしてブラックカード?」と思う人もいるかもしれません。
カードを持った感触もメタル特有のヒンヤリとした手触りと、ズッシリとした重さがあるのでまさしく「プチセンチュリオンカード」の様です。
デザイン面でも、今まで表面にあったカード番号を裏面に移した事により、アメックスの券面が非常にサッパリしました。
この措置はすごく良かったと思います。
ブランド別に数枚は持つべき
多くの方はここまでクレジットカードに拘らないと思いますが、最低でもブランド別に数枚はクレジットカードを持っておいた方が良いです。
アメックスは日本国内ではJCBと提携していますので、大体のお店で使えますが、一歩日本を出ると途端に使えない場所が増えます。
▼▼▼参考記事↓↓↓
上記記事でも言及しましたが、国際ブランドの決済額シェアは「VISAカード」と「MASTERカード」で8割にも達します。
海外旅行に行ったらクレジットカードを使う場面も増えますので、最低でも国際ブランド別に数枚ずつ持っておくと、いざという時に困りません。
年会費無料のクレジットカードもたくさんありますので、とりあえず作っておいて損はありませんよ。
万全の準備が素敵な旅行の第一歩にもなりますので、是非!